今日のメンエスの撮影は上野エリアで群を抜くクオリティの高さを誇るメンズエステ(マンション型)の「上野 癒しの空間」でした。メンエスの老舗の匂いがたちこめる、それでいて古いだけではないハイブリットなフィーリングが充満していましたよ。
私は、生まれも育ちもお隣の(生粋の)足立のために、結構、友人やら知人が多いんですよね。足立から上野あたりの中学へ“越境入学”してたヤツも結構いたので、野球チームが一緒だったり、国体選手の競技写真撮影の手伝いかなんかしてね。
それに、家業が写真館経営・運営の関係上、お宮参りや七五三の写真をウチで取っている家も多かったんですよ。
祖父の代から撮ってる親子もいたくらいですから。凝って暗幕をボディに被せてとる4×5写真(=シノゴ)」を使いこなしていたというのですから、私も「写真屋の倅」として“顔”だったわけです。照れるんですけど「遣い手の孫」なんて自称していましたっけ(爆)。
そんな上野と入谷が入り組んだあたりで、今日の撮影は行われました。
交通便としてはJR上野駅から徒歩約7分、東京メトロ入谷駅からだと徒歩約3分と、どちらからでも近いです。私のようにクルマでも、パーキングが数カ所あるので便利です。
私と営業担当のCさんは、入谷駅の地上出口で待ち合わせて、そのまま徒歩で出発です。
「F先生、この辺に知り合いが多いんですよね?」
「まぁ、ご近所のような土地ですから(笑)」
「もう少し寒くなったらオリジナルの革ジャンが欲しいので、一緒に見てくださいよ」
「いいですよ。クラシカルなのから新素材まで色々ありますから」
こんな話しをしているうちに「上野 癒しの空間」の入っている建物前に到着です。そこから店長に電話を入れて、Cさんは場所の確認をしていました。
「あと少しの移動で着きますから!」
Cさんはテンションも高らかです。ピリピリと神経質なカメラマンよりも、たまには「抒情的」な私のようなサンシタ(下っ端の意。たまに後輩からも、こう言われて見下されてマスw)と組んで、気持ちが新鮮なんでしょうね。“持ち味”は変えようが無いし、変える気もないので仕方がありませんが…(笑)。
というわけで、私が帰郷気分で歩いていると「ココですよ」と、上野エリアでNo.1~No.2を争うコスパに秀でた同店の施術ルームへ到着です。
「撮影ですよ~」
Cさんがドア越しに呼びかけると、
「はい、はぁ~い!」
と明るい声が返ってきました。本日のモデルを務めてくれたD嬢でした。
顔立ちやスタイルは「完全に大人っぽい」のに、喋ると明るいのですから、古い言葉で言うと「ギャップ萌え」です。
そのD嬢を相手に、まずはスチール写真撮りで対戦です。
彼女は黒いキャミソール風ワンピで、私の画角に迫ってきました。私も、持参した2灯ストロボを焚いて対抗します。
黒い衣装なので、光が吸い込まれる事を計算に入れて、バシャバシャと強い光を当てていきました。
その笑顔と表情の「大人っぽさ」を抑えて、スチールは終了です。
私はD嬢のノリの良さを中断したくなかったので、既にスタンバイを終えているお客役モデル(スタッフ)を入れ込んで、
「このまま動画に突入しますよ!」
この声より前に愛機・ニコンは動画モードで回っていました。
D嬢は、うつ伏せにしたお客モデルの背中を両指を立てて指圧をしながら“ツボ”を責めていきます。両フクラハギも同様です。
仰向けにしたモデルに対しては、リンパへの施術も忘れてはいません。モデルの顔が上気する程に、マッサージしていきました。
こうしてD嬢の得意とする部位だけではなく、全身を揉みほぐして動画撮も無事に終えました。
見ているだけでも「癒されます」よ!