私はJR上野駅の「入谷口」に立っていました。今日はオープンしたばかりの（マンション型）メンズエステ「ワンカラット東京」の撮影です。その待ち合わせのため、入谷口にいたのでした。
入谷口は、いわゆる“西郷どん”の銅像のある上野公園とは真逆の位置にあります。昭和通りの方というか、オフィスビルや雑居ビルが立て込んでいる辺りです。
私は岩倉高校の近くにあるパーキングに愛車のレガシー・ワゴン改を駐めて、その待ち合わせ場所で営業担当のRさんを待っていたのでした。
「いやぁ、お待たせしました！」
駅舎から出てきたRさんは、「暑いですけど、スグの場所にありますから」と言いながら、私の機材の山からバッグをひとつ取り出して自分でも持って歩き出しました。
確か私と同世代の“ナイスミドル（ｗ）”世代のはずですが、足取りは軽くてフットワークがいいです。見習わなければ（苦笑）。
そんなRさんの健脚ぶりに感心していると、「ここで少し待ってくださいね」と言って立ち止まって電話をかけだします。「ワンカラット東京」の入っている建物前に到着です。
入谷口から約3分（施術ルームは徒歩約2分）とホントに近いです（ほかに東京メトロ「上野」駅、京成電鉄「上野」駅も利用可）。
そこから、多分、店長に到着の報告をして、あわせてこれからの流れの確認もしているのでしょう。
「直接、施術ルームへ行きます！」
担当Rさんのテンションも上がってきたようです。心なしか加速して施術ルームへ向かっているように感じました。
少し歩いた部屋の前に着くと、Rさんはインターフォンを押して、
「撮影で来ました。店長には許可をいただいてます！」
と、マイクに話しかけています。
「聞いていますよ。いま、開けますね」。
そうやって出てきてくれたのが、本日のモデルを務めてくれたセラピストのM嬢でした。ショートカットが似合いますが、幼く見えるわけではなく“大人”の雰囲気も併せ持っているのもイイですね。ちなみに「Dカップ」だそうで、撮影中も揺れていました（笑）。
「準備はできているので、はじめちゃってもいいですよ」
と言うので、私はRさんとスチール写真用にストロボを組み立てて「では、スタートしましょう！」と告げます。
彼女は（顔出しNGでありながら）表情豊かに対峙してくれて、撮影もスムーズに進みます。上半身を少しだけ斜めに捩じって顔を正面に向けて「カシャ！」でキマりでした。
M嬢は撮られ慣れているのか、笑顔が自然なところが良かったですね。
そのまま休憩に入り、今度は照明を動画用に換えている時に合流してきたお客役モデル（スタッフと思われる）が、「こちら、準備OKです」とサインを出してきたので、このまま動画撮影をはじめました。
R嬢はオイルを使って、背面の時には背骨沿いにマッサージしたり、脚部の時にはふくらはぎから太モモへ手を滑らせるように施術していきました。
足裏や首筋も入念だったのが効いてそうで、私も撮っていて「あやかりたい!!」と思ったほどでした。
こんな施術を23区内のホテルや自宅にも出張可（要問合せ）なのですから、便利なご時世ですよね。
こうして全撮影行程を終えた私は、「昇龍」の餃子をテイクアウトして帰りました。行きつけの地元・足立の居酒屋の常連軍団にお土産を頼まれていたからです。ナイショですが、我慢できそうもないので、店に行く前に一人前を食べてから出かけるつもりです（笑）。
