元来からある「韓流ブーム」の源・新大久保(新宿区)近辺。新宿の百人町、新大久保、大久保といった地帯は、現在においてはメンエスの隠れ家的な良店が多い街としても知られています。
今回は、そうした中でも施術にストレッチ効果(セラピストの資質や能力にもよりますが)を織り込んだメンズエステ(マンション型)「リンパメーカー」に撮影にやって来ました。
周囲の様子はアジアン然としていて、隠れ家みたいで雰囲気は抜群です(※セラピストはすべて日本人)。
私も20代の頃には、足繁く取材で通った街なので撮影で使えるホテル等には詳しいので地の利はありました。なので、堂々と撮影に没頭できるというものです。
営業担当のYさんとは、JR総武線大久保駅の出口で待ち合わせていました。彼は時間通りに、駅出口に現れて「おはようございます!」と挨拶をしてきました。
私も「お疲れ様です!」と返事をして、2人は歩き出します。ここまで機材を運んできた愛車のレガシー・ワゴン改は、百人町寄りの「フランスベッド」の並びにある駐車場へ入れてあります。
「花見は行きましたか?」
と、時節の話題などで当たり障りのない話しをしていると、「もう、着きましたよ」とYさんが足を止めます。ここま徒歩約3分でした(新大久保駅徒歩約5分、ほかに各線新宿駅利用も可)。そこは「リンパメーカー」が入っている建物の目の前。そこからYさんは店長に到着とスケジュールの確認をしています。
「予定通りに、このまま直接に施術ルームで撮影します。で、私の方は撮影後に営業します」
そう言う担当Yさんについて行き、施術ルームの前に立ちます。
「いらっしゃいませ。お待ちしていました」
明るい声で出迎えてくれたのが、今回のモデルを務めてくれたN嬢です。彼女は身長177cmでバストが94cmのDカップという超グラマーなボディです。そのうえ、施術着がストレッチ・タイプでアスリートを連想させてくれました。動画撮影が楽しみでした(笑)。
「格闘家みたいに見えちゃうから、もっとメリハリが欲しいんですよね」
と、グラマーなりの悩みを口にしていましたが、
「今のままでも、十分に肉感的でイイよ」
と返すと、「そんなものですかねぇ」と満更でもない様子でした。
私と担当Yさんは2灯ストロボの準備をして、実際のルームへ彼女を誘い、
「では、名鑑から撮りますね」
と告げて、スチール写真撮影からはじめました。
快活なアスリートのように、体をねじったポーズとバストを意識したグラマラスな谷間を強調した写真を本人は気に入ってくれましたよ。
「では、休憩を挟んで動画撮影に入ります!」
この間に、私と担当Yさんは照明を動画用に換えて休まずに労働に勤しみました。N嬢もメークを直したり、男優サン(スタッフ)の手配をシてくれています。お店の撮影の場合、こうした“一体感”がイイんですよ!
「男優さんの準備ができました。私もOKですよーっ」
というN嬢の声を聴いて、
「では、回しますよ。はい、スタートッ!」。
N嬢はオリジナルストレッチで、お客モデルの体のコリをほぐしていきました。同様にして、ヒーリングストレッチで、仕事でくたくたに疲れた心身の両面を癒していくのも忘れません。
当然ながら、店名に冠した「リンパ」への施術も長じているようでしたよ。
こうして撮影を終え、Yさんは打ち合わせのために残ります。私は、小滝橋通りから高田馬場を抜けて帰ったのでした。