今日の撮影は銀座のメンエスでした。普通、銀座のお店を撮る時は、わざと高級感を出さずに“自然な”感じでイくか、ゴージャスさを前面に出して「ザ・銀座」(ビルの名前じゃないよw)感いっぱいでイくか…。
ただ、私らの両親の時代では“憧れの”という形容詞が付きますが、当の私にはピンとこないのも現実です。
そこで私は撮影に先だって、「宝塚調のゴージャスさは必要ないですけど、糊の効いた施術着で」と、営業担当のCさんを通してお店側にリクエストしておいたのです。
実際に施術をしていると、いくら糊を効かせておいてもシワになるのは分かってはいるんですけど。要は「気の持ちよう」という事で。
そんな考えのもと、目的地のメンズエステ(マンション型)「THE GOLD ザ・ゴールド ~ 銀座本店」に向かったのでした。ここは、さすがは銀座らしく新入店のセラピストの面接後の合格率が10%と、お店に出る前からハイレベル。多分、容姿はもちろんの事、施術以外の立ち居振る舞いからして上品で高級感が滲んでいないとダメなのでしょう。
私はCさんと待ち合わせていたので、銀座を疾らせても遜色のないメルセデスは某百貨店の駐車場に入れてありました。
ちなみに最寄り駅は、「東日本橋」「宝町」「東銀座」「人形町」「新富町」の各駅。どこも施術ルームまで徒歩数分と激チカ・超便利です!
銀座通りの指定の場所に立っていると、黒革のロングコートを着こんだCさんが近寄って来て、
「お疲れ様です。今日も普段以上に気合いを入れてくださいね」
と、挨拶に交えて叱咤激励してきました。
そうした気合いを入れつつ、到着したのは完全個室で清潔感溢れる施術ルームでした。到着の直前に担当Cさんが店長と打ち合わせてあったのです。
そこのインターフォンを鳴らすと、室内にはモデルを務めてくれたK嬢が迎えてくれました。
「お疲れ様です。今日は手足も長く撮ってくださいね(K嬢の身長は153cmとやや低め。コンプレックスなのかも…)」
彼女はスレンダーなのは見せかけで、実はDカップのグラマー体型でした。ロングの髪型はゴージャスさを醸し出して、ウエストはキュンと締まっています。モデルか芸能人のようですね。
「スレンダー」のひとことでは、片付けられない気品があります。
その彼女のウエストを目立たせようと、私はスチール写真では座ってもらい数カットをバシャバシャとカメラに納めました。
休憩を挟んで動画撮影に移ると、K嬢は施術着を黒から白にチェンジして別の顔を魅せてくれます。
今度はスチール以上に、ボディラインがクッキリと出ています。
この辺は、彼女の計算なのでしょうか? それとも、お店の意図するところなのか?とにかく“上質”である事は確かです。
そのK嬢が、国産ノンオイルの「モイル」を大量にお客モデル(スタッフ)に使ってマッサージをしています。肌荒れ防止に役立つオイルは、お客にとっても重宝ですよね。
で、採用されてから受ける研修でしっかりと体に叩き込んだ施術で、K嬢たちセラピストは容姿だけではない「技」も備えていっているようです。
こうしてお客モデルの顔が上気したところで、施術は終了です。ルーム内も高級感いっぱいだったのは印象深いですね。
私は打ち合わせで残るCさんと別れて、一旦、晴海に出て海沿いをしばらく奔ってから、メルセデスを足立に向かわせて帰りました。