その日、私は虎ノ門ヒルズ(港区)にいました。(マンション型)メンズエステ「タイガーゲート虎ノ門」で、撮影があったからです。
そもそも虎ノ門には、全日空ホテル(六本木)からの帰り道や、新橋から青山方面へ抜ける時に通過したりと直接には立ち寄った事はなかったのです。それが、まさかエステの撮影で訪れるとは思ってもいませんでした。
私と営業担当のEさんは、ヒルズのテナント部分の出入り口付近で待ち合わせをしています。私は西新橋のパーキングに愛車を駐めてありました。
「さすがに“森ビル”は垢ぬけてるなぁ」
と、田舎者丸出しの目で周囲をキョロキョロしていると、Eさんが東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ」駅と直結しているからか、ヒルズの中から現れました。
「お疲れ様です。クルマは駐められました?」
と、私をねぎらいながらの挨拶をしてきました。私と同世代のはずですが、ダンディなので全く違和感はありません。そこが、私とは違うところです(笑)。
そこから歩いて目指す「タイガーゲート虎ノ門」へ向かったのですが、集合した虎ノ門ヒルズからは徒歩3分という近さです!(ちなみに東京メトロ「虎ノ門ヒルズ」駅から徒歩5分、同「虎ノ門」駅から徒歩7分、同「神谷町」駅から徒歩7分、JR「新橋」駅から徒歩10分と、いずれも便がいいです)
その「タイガーゲート虎ノ門」の入っている建物前から担当Eさんは店長と連絡を取って、直接にグランドオープンしたばかりの施術ルームへ。
部屋の前からインターフォンを鳴らすと、「取材の方ですよね? 今、開けますね」としっとりとした声がしました。
声の主は、この日のモデルを務めてくれたT嬢です。彼女は白色でレースとシースルーをフューチャーした施術着姿で既にスタンバイしていました。待たせては悪いので、私はEさんに撮影の流れを説明してもらい、その間に照明をセッティングします。
T嬢の落ち着いた雰囲気を生かすために、動画ではモノトーンに近い色で撮る事に即決。ですが、スチール写真はあくまで「名鑑」なので、私は2灯ストロボで明るくイく事にしました。
「では、単体で撮ります。こちらへドーゾ」
私は、ルームの壁際へと彼女を案内して、影が写らないようにして光量を上げてバシャバシャと撮りはじめます。白い施術着が光を反射しますが、それがかえってレフ板の効果をもたらして顔部分と髪を明るく照らし出してイイ感じで撮れました。
ここで動画用に照明を換えるので、T嬢には休憩をしてもらいながら男優サンを呼んでもらいました。そのお客モデル(男性スタッフと思われる)も合流、準備も整ったところで、この日のメインの動画撮影はスタートしました。
T嬢は、手の温もりを存分に生かして“ゆったりと優しく”マッサージしています。お客様側からは見えませんが、Dカップ巨乳と54cmのウエストのクビレがレンズの向こうで艶めかしく揺れていました…。深く、深~く揉みほぐしているのが見てとれました。
こうして、「大人の雰囲気」満載の施術シーンを撮りきって撮影は無事に終了しました。
“癒しとくつろぎ”の非日常を表現できたのではないかと思います(←誰も言ってくれないので、自分で記してみました(虚笑)。