今日の私は、20代後半に足繫く通った、旧関東有数の風俗街・西川口(埼玉県川口市)でひと仕事でした。もともとは、有名なソープ街だったのが泡店のみならず箱ヘルやNK流で言うところの「割烹」なんかが賑わっていたエリアです。
当然、キャバクラなんかの普通の飲み屋も盛況でした。
それが、あまりに客引きの歩道上でのトラブルやお店のトラブル、同嬢のトラブル(主に年齢など)に駅前を利用する住民からクレームが殺到。当局のきつ~い取り締まりを受けて、一大歓楽街は消滅してしまったのです。
そうした、クリーンでおとなしい街に変貌した西川口ではありますが、現在はデリヘルやメンエスのように“看板を掲げない店”も存在していて、活況ではあります。
その西川口に、衣装チェンジやディープリンパが込みの明朗会計なマンションエステの「しあわせのワンルーム」が埼玉に出店したというので、早速、撮影に行ってきました。
川口は私の地元の足立とは県境を挟んだ「お隣さん」的な地。
なので、通勤には至極便利なのです。
普段は環七を通ってきて、池袋や新宿へ向かうには明治通りとぶつかって左へ進むところを、右に折れて進むと“そこは埼玉”。私としては、営業担当のYさんに「レギュラーを取ってきてくれぃ!」そして、「私に撮影を回してチョーダイね(弱気笑)」という気持ちでいっぱいでしたよ、あはは。
ともあれ、そうした思惑を抱いて営業担当のYさんとJR西川口駅前で待ち合わせていると、
「お疲れ様です。昔は撮影で週八は通ってたんじゃないの(オヤジギャグ笑)?」
「あの頃は新宿も池袋も箱ヘルが活況で、西川口だけじゃなかったですから(爆)」
こうして中年オヤジ2人が合流して「しあわせのワンルーム」へ向かいます。機材を持って歩いていると、Yさんは立ち止まって「ちょっと待ってて」と言い、どこぞへ電話をはじめました。
多分、目の前の建物にお店が入っていて、店長に指示を仰いでいるのでしょう。
歩きはじめてから約3分、近いですよね。
するとYさんが、「事務所へは寄らずに、直接、施術ルームで撮りますよ」と先陣を切って少し歩きます。
「さぁ、行きましょう!」
Yさんはインターフォンに向かい、「お疲れ様です。撮影に来ました」と告げています。
「はぁ~い。今、開けますね」
モデル役のセラピスト・H嬢が私たちを迎え入れてくれました。H嬢は童顔・丸顔・色白と愛くるしい雰囲気を全身にまとっています。ロリ声なのも、マニアには興奮度に拍車をかけてくれそうです。
こうして私たち撮影チームは店名通りの1ルーム・完全個室の施術ルームへと入り、 撮影の準備に入りました。私がスチール撮影用のストロボを組み立てていると、台座を調節しながらYさんは撮影の手順を説明しています。
「スタイルには自信がナイんですよ。カメラさんにオマカセします」
こうしてスチール写真撮影をはじめましたが、座りポジションでの腿のむっちり具合が予想以上にソソられました。複雑なポーズより、正面から数カット押さえてスチール撮は終了です。
「では、男優サンが来るまで休憩してください」
私は照明を動画用に換えて、担当Yさんが差し入れてくれたレモン・フレーバーの炭酸水をがぶ飲みして養分補給。H嬢は水を飲んでから、ファンデーションを上塗りして準備完了です。
こうして動画撮影の用意をしていると、合流した男優サン(スタッフ)の準備もできたので、
「はい、回した!」
と声を全員にかけて、動画撮はスタートです!
H嬢はオイルマッサージでお客役の足裏から手掌までを丹念に施術していきました。途中、首周辺のリンパも滑らかにツボを押さえています。料金にディープリンパが含まれているとは、リーズナブルですよね(衣装チェンジも)。
こうして施術シーンも無事に終わりました。
打ち合わせに残るYさんと別れて私は、帰路は江戸川沿いをノンビリと流して帰りました。