私は寒風吹きすさぶ中、JR池袋駅北(西)口に愛車のレガシー・ワゴン改を駐めて、機材ともどもに移動。営業担当のDさんが「西口で取材する可能性が強いよ」という言葉を真に受けて、北口を出てスグの「ホテル・サンシティ」のはす向かいに立っていました(北口と西口は至極近い)。
きょうの撮影は池袋に4ルームを持つマンションエステ「FioreSpa~フィオーレスパ」
でした。池袋は新宿と異なり、同じ繁華街でも一極集中型ではなく、それぞれの個性を生かしたお店(ルーム)が点在されています。どのお店に通うのかは、お客の好み次第なんですけど…。
ここ「FioreSpa~フィオーレスパ」は、池袋駅チカに4ルームを用意してセラピストのオールマイティな魅力、それぞれの立地の至便性を十分に考慮されているので、“はずれのない”お店と予想して撮影に向かったのです。
池袋の二丁目ルーム、日出町公園ルーム、東口ルームと隅々まで網羅しているのが特色であり、強味と言えるでしょう。
要はソコソコの駅からの距離にあって、セラピストの立ち居振る舞いや仕草、容姿が気に入りさえすればイイんですけどね。あはは。
と、自嘲オチを胸の内で考えながらニヤついていると、(多分、別の意味で)同じくニタつきながら営業担当のDさんが交番前方向から歩いてくるのが目につきました。彼は、私より早く、
「お疲れ様です。いつも早いですね」
と、挨拶を放ってきました。
私は時間に追われるのが極端に苦手なので、あまり重ねて仕事を取らないようにしています。ギャラよりも『継続性』を重視した結果です。やはり、レギュラーを持って、「毎月、継続して仕事が来るから」というのは、大きいんですよ。
たとえば、風俗嬢の写真を撮るにしても、決まった媒体で「レギュラーで」やっているのと、たまに代打で撮るのとでは、第三者に与える印象が違ってくるモノなんですよ。齢四十を過ぎてレギュラーの1本も無ければ、ウケが違うのです。特に女性に対しては(笑←その機会さえ最近は皆無に等しいww)。
そんな考えなど露知らずといった「デキる営業マン」のDさんは、店長と連絡を取って、
「きょうの撮影は東口ルームでヤりますよ。さぁ、移動・移動!」
と、ますますギヤを上げてきたようです。
私も気弱なオタクカメラマンの仮面を脱ぎ捨てて、しっかりと“プロ”の表情を垣間見せています。
そんな2人は仕事用の表情を胸の内に隠して、にこやかな顔でルームの前へ。担当Dさんが、インターフォンを鳴らして、
「撮影で来ましたぁ。カメラマンと2人で~す!」
と囁くように、声をかけています。
「はい、は~い。いま、開けますね」
完全個室のルーム内に、なぜか2人の女性が座して我々の到着を待っていたようです。
「きょうは私Hがセラピスト役を演って、もう一人のCちゃんがお客役。美女が2人も登場なんて、美味しいシチュエーションでしょ?(笑笑)」。
H嬢はノースリーブの黒のワンピ、C嬢は施術着ナシでバスタオルを体に巻いたままのスタイルでした。共通しているのは、両人とも均整のとれたボディで、視覚を楽しませてくれています。
まずは単体のスチール写真では、H嬢の胸の谷間を強調するかのように、鎖骨~胸にフォーカスを合わせてカシャカシャと愛機ニコンを唸らせてソッコーで終わらせます。
売れ嬢2人のスケジュールを長々と抑えておくには、気が引けたからです。
次いではメインの動画撮影!
H嬢の滑らかな手がお客役のC嬢の肌を滑るようにオイルマッサージしていく姿には『感じる』モノがありました。掌と手指を丁寧に施術していく技も巧みでしたよ。
もちろん、内モモやふくらはぎのマッサージも丹念かつ緩急が効いていて気持ち良さそうでした。
普段は、施術する側のC嬢もウットリした表情でくつろいでいました。
これにて全撮影は終了です。
私は機材を撤収後、店長と打ち合わせがあるDさんを残して環七方向にレガシー・ワゴン改を出したのでした。