「イヒヒヒ、懐かしいじゃねぇかよ」
私はJR代々木駅(渋谷区)西口(現在は新駅舎)の交差点に立って、昔を懐かしみながら独り自虐笑いを漏らしていました。駅の構造が新しくなり、受験生の数が減少。同時に予備校生の賑わいも以前ほどではなくなりましたが…。
でも、私の内にある某大学の写真学科を目指して有名予備校に通っていた思い出は、永遠です(ナンチャッテw)。ホントは実技以前の学科試験を突破する学力がおぼつかなくて、しょうがなく通っていたんですけどね。
今日は、そんな思い出の地・代々木にある(マンション型)メンズエステ「HomeSPA(ホームスパ)」で撮影です。クルマは駅から少し離れた雑居ビルの地下にある駐車場に入れてあります。
と、そこ待ち合わせよりも10分早く、営業担当のMさんが現れました。
「おはようございます。今日こそFさんよりも早く着いたかと思ったんですけど(笑)」
こうして2人は、「HomeSPA(ホームスパ)」へ向けて、JR駅西口から歩き出したのでした。
目指す「HomeSPA(ホームスパ)」の入っている建物には、約5分です。
そこから担当Mさんは、店長と連絡を取って、あらためて撮影の段取りを確認している様子。
「直接に施術ルームに行きますよ。もう、セラピストさんは準備を終えて待っているらしいですから」と、私を引き連れて施術ルームへ。
チャイムを鳴らして来意を告げると、
「お待ちしていましたよ。いま、開けますね」
という声がしたと同時に、室内を小走りする物音(実際には、こんな音はしなかったのですが雰囲気的に「急いで出てきてくれてるなぁ」と思い込んだ幻聴かもw)がして、ドアが勢いよく開け放たれたのでした。
「おはようございます。どうぞ、どうぞ」と、室内へ案内されて私とMさんは臨戦態勢に入っていきました。
今日のモデルを務めてくれるのは、セラピストのC嬢。中肉中背ですが、ウエストのクビレが艶めかしい女性です。
C嬢は店長から撮影の流れを聞いているらしく「はじめは単体からですよね? いつでもドーゾ」と言ってくれています。
私はストロボを2灯立てしてスチール写真撮影の準備をしました。室内がシックな照明の色をしていたので、逆に単体は明るめにします。
「では、本番!」
私はポツリと言うと、連続してシャッターを切り、ポーズを2回変えて瞬間でスチール写真撮影を終らせました。
速すぎてポカンとしているC嬢に、「照明を動画用に換えるから、少し休んでいてください」と言い、私とMさんは作業にかかります。
お客役の男優サン(多分、スタッフと思われる)は、スチール撮の途中で入室していたので、私たちはこのまま動画撮へと突入したのでした。
事前にお店側に聞いたところによると、セラピストの採用率は10%未満と狭き門で、そのうえ施術に関しては講習ナシで「独自性」が重要視されるという非常にハードルが高い状況。それだけに、ハイレベルさが尋常ではないという事が伺えます。
C嬢に関しては、オイルを手のひらだけではなく手首~前腕部まで塗ってからマッサージをしていました。もちろんメインは掌ですが、前腕まで使うと広い範囲でオイルを感じさせる事ができるので、ヤっているのでしょうね。
あとC嬢の施術で印象的だったのは脚部でしょうか。お客モデルの片ヒザを立てさせて、ふくらはぎからゆっくりと揉み上げていくのですが、触れてもいないのに股間に響きそうな感じが見て取れました。
このように、C嬢の“オリジナル施術”の一環を覗いて、動画撮は終了しました。
このあとは、私はMさんと別れて山野愛子先生の学校の先にある「ライオンシェア」で“キーマカレー”を食べて帰りました。いつ来ても美味でした!