落ち着いた街並みと木々に囲まれたスポットとして都内有数の隠れた名所のひとつ「春日~後楽園(ともに文京区)辺り」(←このくだり、テレビ東京『出没!アド街ック天国』のナレーション風でw)。文学散歩をしている、上品な佇まいをした人もチラホラと見かけます。
今日の撮影は、そのスポットにある一般(マンション型)エステ「studio amorous スタジオ アモラス」でした。この近辺のパーキング事情に少しは通じている私は、愛車のレガシー・ワゴン改を駐めて、都営三田線・大江戸線「春日」駅出口で待ち合わせた営業担当のUさんの到着を待っていたのです(ほかにも、最寄り駅としては、東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園」駅もあります)。
なぜ、少々この辺に詳しいのかというと春日~小石川、駒込を風景写真を撮りに、個人的に歩いているからなんです。春は桜、秋には紅葉と、都内とは思えない風景が広がっているので私は“自己啓発”も兼ねて徘徊しているのです。
そういう半ばナチュラル・トリップ状態な私の心情などは全く意に介さず、Uさんは現れて、
「Fセンセイ、ヤってる~?」
と、今日は“軽く”挨拶をかましてきました。私としては、こういういつもよりも軽いノリのUさんの方がアドマンらしくてイイと思うのですが、鬱陶しいと思うカメラマンも多いらしいですよ(笑)。結構「苦労してんだな」と、心中お察しいたしますよ、ホントに(笑笑)。
そのUさんと歩き出すとスグに「studio amorous スタジオ アモラス」の入った建物に到着です。Uさんは、さっきの私に対していた態度とは別人化と思われる丁寧さで電話先にいると思われる店長に到着の報告と、施術ルームへの入室の許可をもらっているようです。
「はい、では後程」
Uさんは電話を切って、私を引き連れて完全個室の施術ルームへと進んで行きました。そこには、モデルを務めてくれるセラピストのM嬢が白い胸元がザックリと開いたTシャツに黒のミニスカという施術着で「いらっしゃいませ!」と、私らを迎え入れます。程よい肉付きのボディが、美味しそうです!
「撮影だから減量しちゃいましたよ、2日間も!(大笑)」
と笑っています。
私は彼女の努力を無駄にしないように、ウエストから胸までのラインを「艶めかしさを損なわずに、なおかつスレンダーに見える」ような“体ごと斜めアングル”を多用して、スチール写真を撮っていきました。白いシャツがフィットしているので、体の線がキレイに出るんですよね。
Uさんの持参したPCでプレビューしたM嬢は「加工したみたい!」と、アガリに満足していたようです。
気を良くしたのか、M嬢はお客モデルを入れ込んだ動画撮影でもテキパキと動いてくれて、私はいちいち指示を出さなくて済んだので助けられました。
特に施術シーンで圧巻だったのは、背中や両脚等に大量のオイルを垂らして塗り込んでいくマッサージ。体を包み込んだようにオイルに覆われて、お客モデルが上気していく様がファインダー越しに伺えました。
それに、お客の手の甲にM嬢が自分の手のひらを重ねて行うマッサージも効きそうでした。
近所には「東京ドームシティアトラクションズ(旧称:後楽園ゆうえんち)」がありますが、ここはさながら「大人の遊園地」と言えますね。
こうして撮影は無事に終わり、Uさんは店長と打ち合わせに。私は、「六義園」まで足を延ばして、晩秋の匂いを体感して帰途につきました。なかなか充実した“芸術の秋”堪能でしたが、作風に生かされないのが悔しいところです(泣)。