酷暑の名残りも何のその。私は東新宿でのメンズエステ(マンション型)・「サロン・ド・ルポ 東新宿・新宿三丁目」での撮影を控えて、心地よい緊張の中にいました。
「平常心」を常とする私ではありますが、最近、ここ東新宿に2ルーム、新宿三丁目、新大久保、大久保に施術ルームを所有する『勢い』のある同店と対峙するには、それなりの「ヤル気」と「覚悟」が必要なのです。
「覚悟」と記しましたが、別に廃業するつもりはないし、婦人科(女性絡み)を辞める気もありません。大袈裟な表現を使ってしまいましたが、「それほど背水の陣」だったいう事です。
メンエス業界自体の勢いもあるのですから、こちらもあげて向かっていかねばイイ画を撮れないというわけです。
そして、やって来たのが先述した数あるルームの中から指定された東新宿ルームです。アスファルトからの陽炎が、まだまだキツく、営業担当のGさんが歪んでみえます。
「センセイ、お疲れ様です。この陽差しじゃぁ、クールビズとか関係ないですね」
「まぁまぁ、やる事をヤって“コンビの力”を見せつけて音も無く帰りましょう(笑)」
「へいへい」
一見、だらけた印象を振りまいているようですが、Gさんも“やる時はヤるタイプ”の営業マンです。店舗が多い分、気合いが入って(いつも、売り上げには貪欲な彼ですが)いるようです。私は私で、(大御所先生たちとはレベルが違いますが)婦人科を長く務めてきた意地がありますから。
普段はお茶らけて見える2人ですが、「ここぞ!」という時には結構いい仕事をするんですよ(←自画自賛w)。
そうやって、2人は待ち合わせた都営大江戸線「東新宿」駅地上部分から徒歩でスグの「サロン・ド・ルポ 東新宿・新宿三丁目」の入っている建物前に到着です。そこからGさんは、店長に電話をかけて東新宿ルーム⓵へ。
室内を覗いてみると、店名「ropos」の日本語訳の仏語「休息」「やすらぎ」の意味が体全体で感じられるくらいの気品と優雅さが漂っていました。
玄関部に足を踏み入れると、
「よく、いらしてくれました。外は暑いですけど、涼しくしておりますのでくつろいでいってくださいね。もちろん、カメラさんは“素敵な写真を残して”、ワタシの記念にしていってくださいっ!(笑)」
余裕と優雅さが部屋からも感じられました。
モデルを務めてくれたH嬢も、グラマーさと笑顔がミックスされていて、ファインダー越しに見ていると楽しくなってきます。
「まずは、単体からイきますね」
私は2本立てたストロボの光を「標準」(色白のために反射を避けた)モードにして、カタログ&パンフ風にH嬢を抑えていきました。マッサージを連想させるポーズは、このあとの動画に取っておきます。
で、休憩を挟んでメインの動画撮です。
お客役モデル(スタッフ)も揃い、「はい、回った!」の私の掛け声でニコンが唸り、動画撮影ははじまりました。
H嬢は、オイルをふんだんに使ってハンドマッサージに活用しています。
前腕をフルにマッサージに当てて、広い範囲でも施術をしていくのですが、男優の表情からすると「効いているというよりも、気持ちがイイんだな」と分かります。
この大量オイルに加えて、ホットオイル、ディープリンパも各コースに込みとはリーズナブルさも一級ですね。
こうして動画の撮影も終え、私とGさんは帰って行きました。