20代の頃に風俗嬢のヌードを撮りまくった反動なのか、私は裸のお姉さんよりも着衣がかった女性に魅力と下半身を感じます。
ただし、「裸にエプロン」というようなある種、マニアックなヤツではなくて「バニーガール」の網タイツが好みなんですよ。
というわけで、きょうの撮影予定の代々木のメンズエステ(マンション型)「BunnyBunny(バニーバニー)」にも、過度の期待を胸に抱えて行きました。
とはいっても、私も業界では“長く”飯を食っている男。別に、嬢のコスがバニーであるとは必ずしも思っていなくて、「ウサギちゃんのように可愛いコがいるのかな?」位に感情のコントロールをしていたわけです。そのおかげで、特にバニーちゃん風の衣装でなくてもガッカリしないで済みました。事前打ち合わせで「バニーガールのコスじゃないですけど…」と、営業担当のCサンが耳打ちしてくれた効果もあるんですけどね。
とにかく、このCサンの密告のおかげで平常心を保ったままに撮影に突入した私メでした。
そのCサンとは、お店のあるJR代々木駅で待ち合わせました。時間通りに改札前に現れると、彼は気さくに右手を上げつつ会釈をしてきて、
「おはようございます!」
と、軽く挨拶してきます。私は私で、
「お疲れ様です。ウサギではなく、熊みたいな(襟元に)ファーを付けて来ましたよ」
と剽軽にフライトジャケットのパチ物のジャンパーを見せて、おどけてみせたのです。もともと、横浜の米軍屋で「払い下げのホンモノかもよ」と買った品でした。「出自はともかく、あったかい」のがベターなんです。
そうした弥次喜多道中さながらに、2人で歩いて約4分で「BunnyBunny(バニーバニー)」の入っている建物に到着です(ほかに「新宿3丁目ルームも有り)。
営業担当のCサンは、さっそく店長に電話を入れて報告と段取りの打ち合わせをしていたようでした。
「このまま施術ルームへ直行します!」
Cサンは先陣を切って、私を施術ルームまで案内して行きます。
そして、ルームに着くとインターフォンのボタンを押して「撮影で来ましたぁ」と明るく来意を告げています。
「はぁ~い」
明るい声で出迎えてくれたのは、本日のモデルを務めてくれたセラピストA嬢でした。彼女は背が高いのですが、ナント、網タイツで私らを出迎えて笑っています。
A嬢は足がムッチリしている割には長いので、「網タイツ」がよく似合っていました。
私はCサンが撮影の手順を説明している間に施術ルームへ上がり込んで、スチール写真用にストロボ2灯セットを組んで、彼女が撮影に来るのを心待ちしていたのです。
仕事と割り切っていたつもりが、おもわぬ場面で網タイツを拝めるとは、今日の私は運が良いといえるのではないでしょうか(笑笑)。
私は、「単体の名鑑から撮りますね」と声をかけて、膝まで伸ばした脚を目立たせて座位のままのA嬢を「キューン、ピシャ!」と電子音を響かせて撮りまくりました。
これでスチール撮影を終えると、今度はお客役モデル(スタッフ)を入れ込んで
「Aサンなりの“施術”を展開してみてください!」
と、動画モードに変えたニコンを回しはじめます。
A嬢は“自分の見せどころ”を把握しているかごとく、スチール撮影から引き続けて「長くて形の整った」オミアシを披露しながらオイルたっぷりのオイルマッサージが得意なようでした。
具体的には指圧とストレッチも混ぜながら、水溶性のホットオイルで揉みほぐす施術は、「効く~っ」という感じ…。
ホンモノのウサギちゃんは、愛くるしい顔に胸肉のギャップが萌えますが、整ったお顔に迫力巨乳のA嬢もギャップ萌え率では負けてはいませんでした。
網タイツはさておいても、セラピストの質と容姿もかなりのハイ・レベルな点がうかがえました。