私は“ある事情”で非常に流れのいい、国道4号線を上野方面に向けスバル・レガシィツーリングワゴンGT(2000年式)を軽快に走らせていました。
水平対向4気筒エンジンは、まだまだよく回っていてイイ感じです。
前の愛車のベンツ300TDT改も良かったのですが、さすがに出足がイマイチ(ディーゼルのため!?)、泣く泣く手放したのです。
今度のレガシィは、爆発的な人気を誇った先代(2代目)モデルの後継車にあたります。走行が10万㎞未満という点に魅かれて買ったんですよ。
ツインターボ・モデルもあったのですが、ちょっとクセのあるシステムだったのでベンツの時のようにターボごと換装するというわけにはいかなかったので、NA(自然吸気)エンジンです。
それで、2Lのノンターボ・モデルをチョイスして(それもマニュアル)、「おいおいチューンしていけばいいか」という気持ちで即金で購入しました。
懇意にしている自動車屋から新品のタイヤと中古の車高調をセットで買っても、私の稼ぎで十分に間に合ったので、重宝しています。
そんなわけで、私は気分上々で営業担当のSとの待ち合わせへ場所へと向かったのです。
今日の撮影は上野(台東区)の(マンション型)メンズエステ「スパロゼオ」。JR上野駅入谷口で待ち合わせなので、クルマは線路伝いから、日光街道方面に入り込んだあたりのパーキングへ。道路同様に、駐車場も空いていました。
そこから徒歩3分ですから、実感としては「目の前」という印象です。ちなみにJR鶯谷駅、東京メトロ入谷駅からも徒歩3分なので便利です。
その建物前に着くと、担当Sが店長に連絡。すぐに建物に入って、そのまま完全個室の施術ルームへ直行しました。
するとそこには、本日のモデルを務めるO嬢が待機していて、
「おはようございます。お待ちしてましたよ」
と黒髪のセミロングヘアをかき上げながら、穏やかに微笑んでいました。
「20代ギリギリなんですよ」という事故申告する声が、湿度を含んで施術ルームに響いています。黒シャツ、黒ミニの制服が、全体的にフィットしていて、体の線が伺えて艶めかしいです。
「準備はできていますので、いつでもドーゾ」
と言うので、ソッコーで2灯用のストロボをセットして、
「では、単体撮影からイキますね」
と声をかけながら露出計でO嬢の体の前で計って素早く取っていきました。私は髪に反射する“光の環”を出したくて、絞りを開き気味にしたのですが、服の「黒」がストロボを吸収してくれたので“(光が)飛び過ぎ”にならずにバッチリでした。
「次は動画を撮るので、モデルさんを呼んでください」
私はO嬢にお願いして、今度は動画用に照明を替えます。1灯で全体を照らして、もう1灯で彼女の動きを追うようにします。この移動には、Sに活躍してもらうつもりでした(笑)。
ここで、お客役の男優(多分、お店のスタッフ)と合流して施術シーンの開始です。
O嬢は、自分の手や肘までにもオイルを塗り、お客のさまざまな部位をマッサージしていきます。リンパや血液の流れを良くして代謝を高めつつ、老廃物の排出を促していく“全身アロマ”は、お客に対して癒しとリフレッシュ効果が大きそうでしたよ。
この足・ヒップ・上半身・腕・デコルテなどをオールハンドトリートメントする「プラチナムスパロゼオコース」が、人気だそうですよ。実際に目視した私も、納得です!
こうして撮影も終わり、私は地元の焼鳥屋が19時にクローズするために打ち合わせで残るSを置いて、急いで(法定速度で)足立区方面へ帰って行ったのでした。