雨が降りそうで降らない、今ひとつパッとしない梅雨空の下、私は蒲田(大田区)まで足を延ばしていました。背伸びをすれば、多摩川が見える程の位置です(ホントは見えないw)。
平成までの夜遊び通ならば、この蒲田はお隣の川崎とともに“ディープで怪しい響き”を持っていたものでした。
ただし現在は、街自体がクリーンに変貌しているので、一見サンでも気兼ねなく遊べるのでご心配なく。
なぜ、こんな昔話めいた事象を述べたのかというと、それだけ現存するお店関係には「隠れ家感」がイッパイだという事です。「メンエスも然り」、です。
そうした隠れ家感の溢れた(マンション型)メンズエステ「ザ・リッツ蒲田店」に、今日は撮影にきたのでした。
ここのセラピストは年齢層が30代・40代がメインとの事なので、熟女好きの私の胸はJR蒲田駅で集合した時点から、早くも打鐘しているかのようです。
するとそこに、営業担当のCさんが飄々とした面持ちで京浜東北線から降りてきました。
「おはようございます。いくら熟女好みでも、被写体をガン見しないでくださいよ(笑)」
「そもそもの情報源はCさんじゃないですか。『仕事は仕事』で、きちんとヤりますよ」
「頼りにしてます!」
こうして、変な挨拶を済ませた私たちは「ザ・リッツ蒲田店」を目指して歩きはじめました。とはいっても、「はい、着きましたよ!」と、約5分で目的地に到着です。
その建物前の路上から、Cさんは店長と連絡を取って、「直接に施術ルームへ乗り込みますよ」と、予定と通りのGo!サインです。その合図のもと、ルーム前に進みました。
「おはようございます。撮影で来ました!」と、担当Cさんがインターフォンに向かって言うと、「少しお待ちになってね」という、しっとりとした声が…。
そして、ドアが開けられて、
「お疲れ様です。ドライヤーの途中だったので待たせてしまって、ごめんなさいね」
と、本日のモデルを務めてくれたセラピストのB嬢がお出迎えしてくれました。
彼女はウェーブした髪が愛くるしく、脂が乗って美味しそうなボディをしていました。30代と思われる年齢、赤い施術着がムチムチとボディに張り付いている様は“熟し具合”が絶妙でしたよ。
「ではまず“名鑑”から撮りますね」
私はCさんと一緒に急いで組み上げたストロボの下に、B嬢を斜めに座らせて鎖骨から顔までを正面に向けたポーズでスチール写真を撮っていきました。このポーズの場合、体のサイドラインが程よく出て、「健康的な色気」が出てイイんですよ。
あまり“熟女”の面だけを強調しすぎても、読者(お客様候補)が引いてしまいますから。
こうして明るいイメージでスチール写真を撮り終えて、小休止へ。
この時間を利用して、私とCさんが照明を動画用に換えているとお客役モデル(スタッフと思われ)が合流しました。
そして、いよいよメインの動画撮に突入です!
B嬢は、身軽さを生かしてお客の背面を跨りながら位置を変えていき、オイルを使っての施術を変幻自在に展開していきます。仰向けにしての胸部マッサージや腕(私の場合、常にカメラを構えているので非常に気になります)と、癒しの範囲を広めていったのは流石でした。
「セラピスト独自の得意技を繰り出す」なんて、熟女ならではの施術ですよね!
期待せずにはいられません。
こうして、熟練の技を拝ませてもらって撮影は終了しました。
そのあと私は久しぶりに京急蒲田駅に向かい、「金春本館」で“羽根つき餃子”を2人前いただいて家路についたのです。「羽根餃子サイコーっす!」